ピストじじぃナカセにカスタム依頼

ピストじじぃにカスタム依頼

「シングルスピードから
ピストバイクへ」
フリーギアを捨てた先には
全く新しい世界が待っている

ピストバイクの大きな魅力のひとつでもあるカスタムの例を紹介します。

以下はMasterpistaで人気のカスタムの一例です。フレームのジオメトリやコンポーネントの仕様によっては出来ない場合もあります。RizerやJealousyのカスタムご依頼時の参考にしてください。

持ち込パーツを含むカスタムも歓迎！また、このページに記載のないカスタムも対応可能です。工賃をお見積りしますので、お気軽にMasterpista公式LINEよりお問合せください。

Custom01.モランボン組み

「他のピスト乗りとカスタム絶対かぶりたくない！」そんな人にもってこいのカスタムがモランボン組みです。強力な個性を猛烈に出せるカスタムはモランボン組みしかないんじゃないかな？

後輪をモランボン組みした例

モランボン組みには２回ひねりと、３回ひねりと「ひねる回数」でバリエーションがあります。ひねる回数が見た目も少し変わりますが、２回ひねりで十分なインパクトが出せます。スポークを交差させている部分にひねりを加えるわけですが、もちろん回数が増えるほどスポークの長さも必要です。

RizerやJealousyの完成車ホイールの場合、スポークの長さを変更せずに２回ひねりが可能です。つまり、パーツを追加購入したりせず、見た目的な「カスタムした感」を出せるのでコスパのよいカスタムと言えるかもしれません。

実は剛性があがるモランボン組み

２本のスポークが交差する部分にひねりを加えるわけなので、交差部分の強度が上がります。ピストバイクはバックを踏んだり、スキッドしたりなど後輪にどうしても負荷がかかりやすくなります。リアホイールをモランボン組みする方が合理的です。

モランボン組みしたホイールの例

それだけじゃない！
リアホイールのモランボン組みがおすすめの理由

ピストバイクの代表トリックといえばスキッド。スキッドをかける時、自分では見えないのが残念ですが、後輪の回転を脚でロックして止めるので、「前輪は回転しているのに後輪が止まっている」ということになります。この「後輪が止まっている感」をモランボン組みをアピりながら見せることができるんです。

ご注意

●スポークカードを差し込む交差ポイントが無くなってしまうので、スポークカードが付けられなくなります。
●一般的なほとんどのスポークにモランボン組みが可能ですが、エアロタイプのスポークなど一部の特殊スポークはモランボン組みができないものもあります。詳細はお問合せください。
●32ホールまたは36ホールのモランボン組みがバランス良く見えるのでおすすめです。

カスタム価格

RizerまたはJealousy完成車を２回ひねりのモランボンにする場合
ホイール１本あたりの工賃 16,000円（税込）
通常のクロス組１の場合１本あたりの工賃 10,000円（税込）

Custom02.BATBARカスタム

マスピで一番人気のカスタムです。カスタムといってもハンドルを交換するだけですが、印象が大きくかわります。トップチューブ周りは自転車の「顔」。そして乗り心地を大きく左右する部分でもあります。

JealousyにBATBAR RAWカラーを装着した例

BATBARのメリット

1.乗車姿勢が楽になる

２インチのライズと3度のアップスイープが通常のハンドルを握る高さより高くなることで、前傾姿勢が抑えられるため、背中や腰が楽になります。

2.心地よいバックスイープ

上から見るとハンドルの先端にかけて6度角度がつくバックスイープ。外側を持つほど腕を張らずに楽な乗車姿勢になります。

3.スタイリングで選べる２色

差し色として使いやすい焼き色が入ったRAWカラー。またはコンポーネントとカラーリングを合わせてシブくまとめるブラックカラーの２色から選べます。

こんな方におすすめ

より多くのトリックができるようになりたい。
スピードをガンガン出すよりも、ゆるい乗車姿勢でのりたい。
Brooklyn Machine Worksが好き！
カクカクした形が単にカッコイイ！

ご注意

●ステムのクランプ径が31.8mmの場合はシムで調節する必要があります。
（RizerやJealousyにBATBARを装着する場合はこちらのシムも追加購入が必要です。）

カスタム価格

BATBAR 14,300円（税込）
RizerまたはJealousy完成車をご購入の方は交換工賃をサービスいたします。

Custom03.バースピン仕様

スタンディングにスキッドまでできたら次に挑戦したくなるのがバースピンですよね。バースピンカスタムはRizerを購入くださった方に人気のカスタムです。
バースピンというトリックは、トリックとトリックの間にする「つなぎのトリック」ですが、BMXでおなじみのこのトリックを700Cのピストでやるとダイナミックでとてもカッコよく見える！だからみんなの憧れのトリックなんです。

トリックの話はさておき、一番重要なのは、このカスタムができるのはRizer限定です。なぜならばRizerはバースピンができるジオメトリに設計されているからです。

バースピン仕様カスタムの大きなポイントは、フロントブレーキのワイヤーをステムキャップの中に通し、トップチューブを通ってフォークの下から出すという「中通し」をすることにあります。そうすることで、ハンドルとフォークが360度１回転してもブレーキのワイヤーが干渉しなくなります。
リアブレーキのレバーはハンドルの回転の邪魔にならないようトップチューブに装着されます。

RizerのGloss Greyをバースピンカスタムした例
フォークはTen Twelve Blackに交換

ハンドルが一回転しますので、ハンドルの形状もポイントになります。必ずライザーハンドルまたはフラットバー、かつトップチューブに干渉しない長さである必要があります。 Rizerでしたら純正でついてくるハンドルでバースピンすることができます。またマスターピストオリジナルハンドルのBATBARもカットせずにバースピン可能です。

このカスタムは初心者さんにはおすすめしていません。なぜならばレバーに頼らない脚のブレーキングテクニックがないからです。ピストバイクに慣れてくると脚が「第三のブレーキ」として無意識に自転車をコントロールするようになります。急にブレーキをかけることが必要になった時、ブレーキを自分の脚やレバーをつかってちゃんとコントロールできることが求められます。

同時にできないカスタム

バースピン仕様のブレーキ構造上、２本引きブレーキと同時にすることはできません。

カスタム価格

工賃と必要部品 17,600円（税込）
Rizer完成車のみカスタム対応可能です。
金額に含まれるもの：
・トップチューブへ装着するレバー
・フロント用ブレーキケーブルをヘッドに通す部品
・ブレーキケーブル新規引き直し

Custom04.ブレーキの２本引きカスタム

ブレーキ周りで特に人気のあるカスタムで、ピストバイク乗るならシンプルがいい！スッキリさせたい！という方におすすめ。

１本のレバーで前後のブレーキを引けるようになります。逆を言えば前だけまたは後ろだけブレーキをかけることは出来なくなります。ピストバイクに慣れた頃には既にブレーキングテクニックが身についているはず。前後ブレーキとともに「第三のブレーキ」として脚を十分に使いこなせる方は、こんなカスタムもありですね！

２本引きしたカスタム例

ご注意がもうひとつ、前後のブレーキを同時に１つのレバーでかけることになるので、通常と同程度のブレーキをかけるためには、ワイヤーを引っ張るための力がより必要になります。つまり、いつものレバーの握り具合だと「あれ？ブレーキの効きが弱いかも？」と感じる方もいるでしょう。ブレーキを強めにかけるには、その分レバーを握る力も大きく調整が必要になります。

２本引きレバーの場合のブレーキ調整の方法

動画作成中

カスタム価格

工賃と必要部品の合計 11,000円（税込）
Rizer, Jealousy両方ともカスタム対応可能です。

カスタム金額の内訳：
以下のパーツを使用します。
・２本引き専用ケーブルDURCUS ONE DOUBLE CABLE　2,640円（税込）
・２本引き加工用新規レバー１本 1,760円（税込）
シルバーorブラックより右用左用レバーを選択可能
・ブレーキワイヤー引き直しを含む工賃 6,600円（税込）

Custom05.スペーサーカスタム

ほんのちょっとスペーサーを入れ替えるだけで、ぐっと個性が出せるお手軽＆お手頃カスタムです。六角さえあれば自分でできるので、何色をどのように組み合わせるか考えるのも楽しいですよ！

コンポーネントの色に合わせてカラースペーサーを選ぶのもよし。
差し色としてビビットな色を入れてみるのもよし。
BLACK×SILVERのしま模様でアクセントにするのもよし。

何個必要か考えるポイント

だいたいどんなカラーをどの位の割合で入れたいか思い描いたら、自分のピストのスペーサー

部分の長さを図ってみよう。スペーサーの高さは様々ありますが、完成車に使われているものは1cmや2cmなどのものが多いはず。もししま模様にしたい場合は今のスペーサーの合計の長さに合わせて枚数を選択する必要があります。
（例）22mmのスペーサーの幅に対して黒とシルバーのしま模様にするなら...
2mmの黒5枚+2mmのシルバー6枚＝合計22mm